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筋層下Nuss法とNuss法原法の相違について

筋層下Nuss法について

筋層下Nuss法とNuss法原法の相違について

手術をする時に、Nuss法原法場合は胸腔鏡を用いて画面で見ての手術となります。病院によっては3Dの内視鏡を用いているところもありますが、殆どが2Dなので奥行きなどの距離感が掴めず危険です。筋層下Nuss法の手術は、直視下手術ですので、より細かい部分のコントロールが可能となります。この為、筋層下Nuss法は安全・確実であると言えます。胸腔鏡を用いる為に、我が国でNuss法を行う形成外科では、呼吸器外科の医師と共同で手術をしなければなりません。その為、呼吸器外科の医師のスケジュールが空くのを待ってからの手術となりますので、手術日を決定しづらいのです。

私共の病院で第一例目より行って、800例を超えた筋層下Nuss法は、手術の日に直視下で手術が出来ますので、手術日が決定しない等という問題は全く有りません。出来上がりを考えればNuss法原法の場合は、バーの両端が皮下に存在しますが、筋層下Nuss法ではバーの両端は肋骨に沿って存在します。この事からもNuss法原法は筋肉がバーで押さえつけられるような形となります。私共で再手術をなさる方でNuss法原法で手術を受けた患者様は、大人の方で良く動く場合、筋肉の下にバーがどんどん入り込んでしまって、最終的には肋骨の中までバーが入り込んでしまったという症例もあります。
間の筋肉は全て線維組織に置き換えられていました。筋層下Nuss法であれば、バーは肋骨の上、筋肉の下に存在するので、筋肉が障害を受ける事は全くありません。

完全に肋骨に埋没したバーをノミで掘り出します
ハンマーを使っているところ

以上より、筋層下Nuss法では、術後約6ヶ月後から開始できる筋トレを行っても、筋肉の育ちは良く、胸の横のバーのある部分の筋肉が引っ込むということは、決して無いということが言えます。モリモリと筋肉が育つのです。考えてみれば筋肉の中にバーが存在すること自体、私は「変だな。」と思います。と言いますのも、Nuss法のバーはどちらかというと骨の代わり、骨の補助と考えるのが普通です。それを骨が筋肉の中にニュッと出ている状態は、私が行っている筋層下Nuss法を用いた手術からは考えられません。

Nuss法原法後、筋層下Nuss法による再手術(1)
Nuss法原法後、筋層下Nuss法による再手術(2)

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