漏斗胸・胸郭変形疾患でお悩みなら松山の漏斗胸専門病院

漏斗胸手術前の準備について

漏斗胸手術前の準備について

漏斗胸手術に向けての身体の準備

漏斗胸の患者さんに随伴する漏斗胸に合併している慢性腸炎は、術前投薬を行い、改善してから手術に臨むという方針です。慢性腸炎や蓄膿症がある人が手術すると、細菌が血液を通して全身に広がるため、術後の傷の治りが遅くなってしまうからです。
漏斗胸に起因する、胃の後方下方への位置異常により、胃における消化不全を来たし、腸炎が殆どの例で頻発しています。
術前にこの腸炎を当院の術前投薬で治療した後に、ヨーグルト製剤(健康食品)を服用して、腸のコンディションを整えることで、術後感染症の危険性を殆どゼロにする事が出来ました。
当院に漏斗胸の治療にいらっしゃる方は働き盛りの男性が多いためか、皆様律儀に「会社の方に迷惑を掛けないように。」とか、「自分が手術でいない間の穴を埋め合わそう。」として一所懸命手術直前まで働いてから、手術にいらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
しかしながらこれは得策ではありません。せめて手術一週間位前からはゆっくりとした生活を送って下さい。この事が結果的に、予定通り退院することが出来ます。
スポーツをしている方は、 1ヶ月間は運動をお休みいただいて、骨や胸の筋肉をゆるくしてから手術に臨みます。

前日入院で術前検査

前日入院で術前検査 いよいよ手術です。
ご本人は前日に入院していただき、術前検査を行います。すでに血液検査や尿検査を行っている場合は、心臓エコーの検査だけで、手術前々日に外来受診して頂きます。この時に術前検査を行います。翌日入院し、心臓エコーを行い心臓への圧迫を検査します。

バー抜去術の入院日のこと

バー抜去の時の入院は、既に決定している手術日の前日です。
全身麻酔で行いますので、麻酔の術前検査として血液検査、X線撮影、心電図記録、呼吸機能検査を外来で行い、また入院してから心エコーの検査をします。
手術の説明は入院当日若しくは手術当日となります。手術の説明をする時には、どなたかご家族と一緒に聞いて頂きますので、お一人で構いませんから松山までいらしてもらって下さい。

手術についてのご説明と同意

ご家族へのご説明

漏斗胸手術は安全性が極めて高い手術なのですが、全身麻酔をかけて行う手術ですので、当院では手術の前(前日午後若しくは当日午前中)に必ずご家族にご説明をします。
ご家族が来院出来ない方。ご家族が高齢者であったり、ご家族のご都合が悪かったりする場合には、ご家族の委任状を持った職場の同僚の方が来られるケースもあります。
当院では随伴者の免許証などの写真で本人確認をさせて頂き、そこから手術についてのご説明を始める場合も有ります。
手術中付き添いの方は院内で待機して頂きます。手術がお昼を跨いでしまう場合は、お腹が空くと思いますので、近くのコンビニでお弁当を買ってきて下さい。
手術後にはご本人と会って頂き、その後、道後温泉を始め松山に沢山ある温泉に浸りながら、ゆっくりと帰郷される方が一般的です。
手術前の説明では、漏斗胸の病態、漏斗胸手術の適応(この様な人に手術をしなければならない)等について、ご本人だけでなく一緒にご家族の方にも細かく説明した後、術後の注意事項等もお話し致します。手術の際の麻酔医は愛媛大学医学部附属病院の経験を積んだ医師が出向されます。

漏斗胸手術のリスクについて

当院で行う筋層下Nuss法自体のリスクはほぼゼロです。手術のリスクは麻酔のリスクであると言えます。日本臨床麻酔学会の統計から、漏斗胸Nuss法一期的手術の場合、『肺及び縦隔の手術』と考え、3,000~4,000分の1の死亡率である、と考えられます。
麻酔薬は吸入麻酔薬及び静脈麻酔薬、経静脈麻酔薬を使いますが、特に気管支喘息のある方は注意が必要ですが、時間をかけて対処することで安全な漏斗胸手術を行っています。以上の事は印刷物及び必要事項を記載して患者さんとご家族にお渡しします。ご説明の後、『手術と麻酔についての同意書』にサインをお願いします。

目次