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Nuss法二期的手術-バー抜去手術-

Nuss法二期的手術
-バー抜去手術-

手術創を増やさずにバーを取り出し縫合閉鎖

20歳以上であれば漏斗胸手術から3年後以降、19歳以下であれば2年後以降に、バーを抜く手術を行います。
手術前日に当院に入院して血液検査、レントゲン、心電図、呼吸器、心エコーの検査を行い、入院日若しくは手術当日に手術の説明を、Nuss法一期定期手術と同様に行います。

Nuss法漏斗胸二期的手術:バー抜去手術

手術に先んじてバーの入っている場所にマーカーで印を付けます。手術創は初回手術の切開創が瘢痕となっているところを切開します。
これにより手術創が、バー抜去のために増えるということが避けられます。皮膚切開の後、皮下組織に引き続き大胸筋を切開し、植え込んだバーの周囲に付いている被膜を切開すると、バーが現れます。
この後、バー以外の部分は肋骨走行に沿って切開し、この部位より前方に大胸筋を、後方に大胸筋・前鋸筋を剥離してバーの先端に達します。筋層下Nuss法で行っていますので、バーの先端部分も勿論筋層の下にあります。筋層の剥離はバーの先端よりも少し外側まで行う事により、バーを左右に動かしながら、まず片方の手術創より創の外に出して、次いで反対側もバーを牽引することにより先端の位置を上手く調節して、手術創の外に出します。ベンダーという手術器具でバーの左右の弯曲を真っ直ぐにします。ほぼバーが真っ直ぐに平面上になったところで抜去することで、安全に抜くことが出来ます。

バー抜去術時のドレーン挿入

バー抜去術時には下のバーを抜去する際に、右側創部で太めの絹糸を結んでから右側にバーを抜去します。上のバーを抜去するときは左側で3.5mm若しくは直径5mmのドレーンチューブを結んだ後、バーを左側に抜去します。下のバーが入っていたスペースに残った太い糸には、左創部でドレーンチューブを結んだ後、右側に抜去します。ドレーンの長さを調節して、左右共にNuss法一期的手術時のドレーンの傷跡より、出します。
同じ傷跡から出すのは、ドレーン孔のような小さな傷跡も増やしたくないからです。止血の後、筋層下のポケットに生理食塩水を満たし、筋層・皮下組織・皮膚を縫合閉鎖して手術は終了です。

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