漏斗胸・胸郭変形疾患でお悩みなら松山の漏斗胸専門病院

当院の疼痛対策

当院の疼痛対策

術中・術後の痛みを抑える工夫

漏斗胸治療の評判と実際

「漏斗胸の治療は痛い」とネット情報等から思い込まれている方が少なくないようです。当院では豊富な経験からなるべく痛みを抑える治療を追求しています。
Nuss法一期的手術で、最低2本のバーを用います。この理由は1本のバーで挙げるより、2本のバーで挙げることで、線でなく角で挙げられる為、より確実に左陥凹の矯正が出来ます。更に2本のバーを用いることで胸骨及び肋骨にかかる力が分散する為術後の疼痛が少なくなるのです。また、2本のバー(身体に残すバー)を入れる際に、肋間のスペースのどの位置にバーを置くか充分に検討を加え、強靱な手術用糸で左右2本の肋骨にバーを結紮固定することで、確実な固定が得られ、バーによる痛みも軽減されます。
痛みを感じることがなければ、痛み止めを用いる必要がありません。

治療時の麻酔について

術中から、切開した部分の周辺に局所麻酔剤を注入し、しびれを起こして痛みを軽減しています。これは術後約24時間効果が続きます。
Dr.Nussは、脊椎の中まで針を刺し,その中にチューブを通して麻酔薬を注入する硬膜外麻酔を行っているのですが、これだとチューブを抜いた後に痛みを感じることが多いようなので、当院では行っていません。
術直後の呼吸状態が安定しない時期に、二相式気道陽圧ユニット(ASV)という人工呼吸器を装着すると、呼吸状態を改善するのみならず、少し息を吸い込むだけで沢山の量の息が肺に入るので、痛みも軽減されます。

治療後の処置

術直後の痛みについては、私が医師になって漏斗胸術後の鎮痛目的で使った伝統的な薬から、つい最近開発された局所麻酔まで、様々な痛み止めを適切に用いますので、術後の痛みというものは他施設のホームページなどで、痛いと思っていた方は、信じられないくらい痛くない、と仰っています。
その後、最近よい痛み止めの内服薬ができましたので、これを服用すれば退院する頃までには痛みをずいぶん抑えることができます。だいたい術後3日目くらいまでは、痛みを訴える方もいますが、それ以降はあまり痛みについての問題はありません。